朝雨女の腕まくり

のんびりアラフィフシングルマザー。仕事のことや身の回りのいろんな話。時に真実・時にフィクション。

近くて遠い場所 遠くて近い場所

移動中の電車の窓から、遠くの山々が見えた。


ふと思う。



私があの山のてっぺんに立つことは、おそらく一生ないんだろうなと。



目に見えるような距離であっても、そこに行かないまま過ごす場所もある。



というか、そういう場所ばっかりだ。



日々いろんな街に行き、いろんな町並みを歩きながら、その場所の価値を考えている。



そんな仕事をすればするほど、出会わない街、出会わない道、出会わない土地が気になる。



不動産はある意味、巡り合わせの運に満ちている。



出会えただけでも、大きな運なのだ。



10年後どの街に住み、何をしているか、正確に予測することは難しい。



だから、土地の一期一会がとても大事なんだと思っている。