朝雨女の腕まくり

のんびりアラフィフシングルマザー。仕事のことや身の回りのいろんな話。時に真実・時にフィクション。

寝不足3

警察が来ているのがわかれば、Rくんはそこを出て、別の場所に行ってしまうかもしれない。


かといって、このタイミングで急に親や警察が行けば、弟くん曰く、俺を信じてるから居場所を教えたのに、「俺がRを売ったことになる」


うーん。この弟くんの男気をどうしよう。

とは言っても、もうすでに警察も動いてるし、ママ友も心配してるだろうし一刻も早く無事を知らせてあげたい。



警察は税金で動いてるんだから、無事がわかった時点で本来のお仕事に戻ったほうがいい、とか、大人として無事を知っていて連絡しないはありえない、などと説得するもしばし。元から弟くんだってわかってる上で言ってるのもわかってる。複雑。


とりあえず、オンラインでの無事を連絡して警察に帰ってもらう流れで、様子見でママ友に無事を連絡する。


ママ友からはすぐ折り返しが来て、全国レベルの捜索願になるのは止めたけれど、警察にはなんとか弟くんから居場所を聞き出して欲しいという依頼が…。それはそうだ。


弟くんに話すと、双子の兄の方なら、Wi-Fi繋がってる時点で場所を特定できてるんじゃない?って言う。うーん、どうなんだろう。

とりあえず弟くんに、兄に直接聞いてもらうことにして、電話を変わってもらった。


双子の兄のIくんが出て、弟くんが素直に言う。俺さっき居場所聞いたけど、それ言うと裏切ったみたいになるから、って。


Iくんが「知ってるなら教えて欲しい」と一言言った時、胸がきゅうと痛くなった。

仲間内でもどちらかといえば、ちょっとやんちゃなタイプの子なのに、すごく声が消耗しきってたから。



もういいなよの指示は必要なかった。弟くんが、ライブラリースペースにいると言うと、鍵がかかってるしありえない、って言われたけど、多分隠れてたんだと思うと伝えたら、納得してママ友に伝えたみたいだった。


私と弟くんが連絡を受けてからはさほど時間が経っていた訳ではないけれど、ママ友とお兄ちゃんはいつから探してたのか、警察呼ぶくらいだからいつもの喧嘩とは違ってたのかもしれない。


とりあえずマンションの緊急連絡先に連絡してみるとのことで、Rくんが場所を変えないように、ママ友がライブラリースペースに移動するとのこと聞いて、とりあえず一件落着だねと弟くんと話して、休むことに。


気がつくと4:30過ぎになっていて、空も、うっすら朝の気配。


軽く仮眠を取ってそのまま仕事。ということで、ほっとしつつも寝不足です。


朝方ショートメッセージで、ママ友からありがとう、無事帰ってきました、ごめんなさいとの連絡が入っていて、ほっとしました。