ご先祖さまがすごいのは
昨日中学二年生の息子が、こんなことを言ってた。
「自分の先祖の話をしてると、ご先祖さますごいってなるけど、考えてみたら、ご先祖さまが優秀だから子孫を残せたわけで。ご先祖さますごいってなるのは、当たり前のことなんだよ。」
確かにね〜、って思ってしまった。
今自分という個体があるのは、苛烈な遺伝子競争の勝者が残ったから、とも言えるわけで。
もちろん自分で子孫を残さないとか、いろいろな選択があっていいとは思うんだけれど、少なくとも自分が存在するまでには、気の遠くなるような工程とじかんと距離を経て、ここにいるんだよなって、思った。
そういうことを何の気なしにふと私に話す弟くん。昔からそういうところがあって、私はときどき立ち止まって考えさせられる。
命のバトン、命のリレーを繋いで、子供たちは生きてるんだなって。
下の息子は、幼稚園に入る前くらいに、自分はママを選んで生まれてきた、って言い出してびっくりしたことがある。
「僕はね、大きな男の人と手を繋いで、雲の隙間からママが見えたんだ。その人とママのところに生まれると決めた」みたいなことを言い出したとき、正直驚いた。どこかでそういう話を聞いてきたのかな?って思ったから。
そこで興味本位に
「そうなの?お空から見たままはどんなだった?」って聞いてみた。
「あのね、ままはベランダに洗濯物を出して、干してた」
「!」
ベランダにある物干しに、ハンガーで引っ掛けてる瞬間だったらしい。
なんたる生活感 笑
もうちょっと綺麗なママだったとか、優しそうだったとかを期待してワクワクしてたので、笑ってしまった。
神さまももうちょっといいシーンを選んでくれたらいいのに 笑
でも、やっぱりママを選んだのは僕だからって言われたのは、嬉しかったよね。めっちゃ愛おしいと思った。
そんなことを思い出しました。