朝雨女の腕まくり

のんびりアラフィフシングルマザー。仕事のことや身の回りのいろんな話。時に真実・時にフィクション。

静かな朝に

ふわふわのミルクののった、シナモンシュガーのカフェモカ。聞こえるのは窓の外を移動する車の音と換気扇の音。



朝からバタバタと子供たちが出かけた後の、この静けさが好き。



自分が働いているときは、自分もバタバタしているので忘れているのだけど、ふとこんな時間もいいなって思う。



子供たちもどんどん大きくなって、いつのまにか自分のオリジナルの将来を思い描いてる。


私は、2年前、シングルマザーになったとき、もっともっと苦労すると思っていた。


でも、その苦労はそのとき想像していたようなものとは、違ってたかな。


怯えていたようなことは、そうでもないじゃん、って思えたこともあったし、別の想定していない具体的な現実に直面することもあったけれど。




結婚して、結婚式の当日の朝、この結婚は失敗だったって知った時から、15年もの間ずっとずっとうまく行くことのないものに、なんとか努力でカバーしようと無理して来たのに。


無理、もうできないよ、って言えて、よかったんだなって思った。



こんな静かな朝が来るなら、苦しんだことも無駄じゃないのかもしれない、って思えた。